「つみたてNISAに興味があるが、インターネットはよく分からないし、パソコンもあまり触らない。銀行の窓口でも問題ないか。」
「つみたてNISA」なら窓口利用でも大丈夫
結論からいうと「問題ない」と思います。
金融機関の窓口を利用しても問題ないと考える理由
投資に大切なポイントをおさえたファンドしか利用できない仕組みになっている
つみたてNISAは、金融庁が対象のファンドを、手数料が低水準であること、頻繁に分配金が支払われないことなどを条件に限定しています。
上記の基準は、投資に大切なポイントをしっかりおさえているので、どのファンドを利用しても大外れはないと言えます。
手数料についても大差ない
手数料についても、購入時手数料は無料、信託報酬は一定水準以下であることが条件とされているため、銀行の窓口で購入しても、ネット証券を利用しても大差ありません。
利便性はむしろ対面販売の方が高いかもしれない
手続きは金融機関で教えてもらいながら書類を記入するだけなので、自分でインターネット経由で手続きするのと比べると簡単にできます。
評価額をこまめに確認できない
これはデメリットではないかと思われるかもしれませんが、長期投資においては相場変動に一喜一憂せずに済むと言うメリットの方が大きいと思います。
そもそも、インデックス投資と言うものは、購入時も売却時もその時点の価格を一切考慮しない投資手法なので、購入時の値段がいくらだとか売却時の値段がいくらだとか、ましてや現在の評価額がいくらになっているかなどと言う情報に全く意味がありません。
金融機関の窓口で、つみたてNISAを利用するときの注意点
とにかくつみたてNISA以外の商品に手を出さないこと
高コストなアクティブファンドや、外貨建て保険、または株式だけではリスクが高いと誤ったアドバイスで安定型やリスク抑制型のファンドを、勧めてくる可能性があります。
それらの商品は金融機関ばかりが儲かる仕組みのものばかりなので、決して手を出してはいけません。
相場観での売買を勧めてくる可能性がある
金融機関はつみたてNISAだけでは儲からないので、相場の下落局面に乗り換えを勧めたり、利益が出ているときに利益確定させて、他のファンドを勧めてくる可能性があります。
頻繁に売買をすることは、長期的にはリターンを減らす行為です。
決して、相場観でつみたてを止めたりしないことと、必要になるまで絶対に売らないことは徹底して下さい。
つみたてNISAに限れば、金融機関の窓口を利用も悪くない
つみたてNISAだけを利用するのであれば、金融機関の窓口を利用するのも良いでしょう。
ただし、金融機関からのアドバイスで間違った選択をしてしまうことが心配です。
どのファンドを毎月いくらつみたてるのか具体的に決めてしまってから、手続きだけをしてもらうようにしたほうが良いでしょう。
また、これはネット証券でも同様ですが、初心者は相場が大きく下落した時などに動揺し、積み立てを止めてしまったり、ファンドを解約してしまったりするケースが多いのでくれぐれもその点には注意してください。
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