「シャープレシオ」って一体何でしょう?
すごく簡単言うと、リスクあたりのリターンのことです。
つまり、「シャープレシオ」が大きいほうが、より少ないリスクで、より多くのリターンが得られるということです。より効率が良いということですね。
最も効率よく資産を増やすことが投資の目的ですから、「シャープレシオ」が最大になるような投資先がわかれば、あとはそこにいくら投資するかだけを考えれば良いことになります。
では、「シャープレシオ」が最大になる投資先とは何か?
「現代ポートフォリオ理論」ですでに結論がでているんですけど、現実的にアクセスできる投資可能なものは「株式時価総額加重平均」となります。
いわゆる「全世界株式(オールカントリー)」といわれるファンドです。
結局、「全世界株式ファンド」にどのくらい投資できるのか、「リスク許容度」が投資家のリターンを決めるということです。
たまに「分散投資が大切だから、一つのファンドに集中投資してはいけない。」と的はずれなことを言う人もいるようですが、シャープレシオを高めるために投資する資産(アセット)を分散させるのであって、「全世界株式ファンド」はすでに世界中の株式に分散されており、しかも時価総額加重というバランスの取れた比率になっているわけですから、違うファンドを組み合わせるなんて百害あって一利なしです。
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