あなたのお金で借金を返そう
「そんな馬鹿な…」と思います？
日本政府は火の車
日本の政府が借金で大変だっていうのは、みなさんご存知ですよね。
まぁだいたい1,100兆円くらいです。
日本国民の一年間の収入が500兆円くらいですから、年収の2倍超えちゃってます。
個人の家計ならお手上げ
これ、家計で考えるともっとわかりやすいかと思うんですけど、年収500万円の家が借金1000万円の状態です。
で、何がまずいかってこの家、赤字なんですよ。
借金返すどころじゃないんです。
年老いた両親の医療費やらで、自分たちが食べていくので精一杯、とても子供を産んで育てる余裕なんかありません。
足りない分はまた借金です。
どんどん借金は増える一方でどうしようもない。
一般の個人の家計だと、もうお手上げです。自己破産するしかない。
政府だからできること
ゼロ金利政策の意味
ところが、政府ってある程度、金利をコントロールできるので、とりあえず金利を0％にして出血を止めました。
そして、次に物価を引き上げます。
物価上昇率目標2％の意味
大根が１本1兆円になるまで物価を引き上げたら、畑から大根1,000本くらい掘ってきて、めでたく借金完済です。
でも、いきなり大根1本が1兆円になったら国民の生活はもう無茶苦茶になりますよね。
というわけで、年に２％ずつ時間をかけてやっていきましよう。というわけです。
確かに時間かけて徐々にやればなんとかなりそうですね。
ところが、これ国民からすると良かった良かったでは済みません。
あなたの現金や預貯金は価値が減る
反対側に国民の預貯金がある訳です。
金利は0％なんで利息はつきません。
物価は2％ずつ上がっていくので、購買力は2％ずつ減っていきます。同じ金額で購入できるものが2％ずつ減るわけですからね。
つまり、政府の借金が減る分、国民の預貯金も価値が減少していくということです。
これ、あなたのお金で政府の借金を返してるのと同じだと思いませんか？
助け舟
でも我らが日本国政府も鬼じゃありません。
なぜ「貯蓄から資産形成」なのか
「貯蓄から投資へ」最近は「貯蓄から資産形成へ」ということで、盛んにあなたの預貯金を投資に移しておきなさいよ、って言ってますよね。
株式とか不動産というのは実物資産といって、物価が上昇するときに一緒に上昇すると言われています。
簡単言うと、物価が上がれば、企業の収益や、不動産の賃料なんかも上がるわけですからね。
だから私には政府がこう言っているように聞こえるんですよね。
「今から、預貯金の価値を減らして借金の返済に回すんで、今のうちに実物資産に逃しといて下さいよ。」
これはもう、お国の親心ですよ。
ありがたや、ありがたや。
つみたてNISAには乗っておこう
でもなかなか預貯金からお金が動かないので、NISAやらつみたてNISAやら、あの手この手です。
つみたてNISAなんて、投資先まで選定してくれて世界的にも例がないほどの親切さです。
まさに現代の「ノアの方舟」です。
まぁ、乗るか乗らないかはあなた次第ですけどね。
私はもちろん乗ってますよ。荷物も積めるだけ積み込みます。
あなたもご一緒にどうですか？
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